青年部でワクワクをいっぱい感じてみて!

平成27年度 5月例会報告【研修委員会】

5月例会(視察研修)
テーマ「修学旅行を『YEG』でやる、なんてどうだろう?」

 去る5月17日(日)~18日(月)の二日間にわたり、東京都内を巡る視察研修を開催致しました。「修学旅行を『YEG』でやる、なんてどうだろう?」のテーマのもと、参加者44名にて都内各所を視察してまいりました。
 委員会としてこの視察研修のテーマに込めた思い、それは2つあります。ひとつは5月開催と例年より早いこともあり、メンバー間の親睦を深めること。そしてふたつめは、非日常的なことを見学・体験し、知識・文化を習得することです。即ち、2020年の東京オリンピック開催や外国人観光客招致による経済活性化が叫ばれる中、我々青年経済人に必要とされるものは何か?それは自国の文化を理解しそして語れることが必要ではないかと考え、日本文化を体感できる視察研修を企画致しました。
 初日に訪問した国会議事堂。永岡桂子先生の秘書の方にご案内いただき衆議院を見学。テレビで見るよりも大きく荘厳、そして畏敬の念すら抱かせる重々しさがあり、まさに国の政ごとをやるにふさわしい場所と感じました。また中央広間の4隅には「板垣退助」「大隈重信」「伊藤博文」ら3人の銅像と、銅像の無い台座がありました。「なぜ一隅だけ銅像がないか」、この理由についても秘書の方より解説いただき納得した一同でした。
 そしてその後は、日本の食文化を支えている築地市場及びその周辺を散策。日曜日(場内市場及び場外市場でも一部の店舗は休み)にも関わらず、観光客の多さとその熱気に驚かされました。
2日目は皇居参観よりスタート。江戸時代の遺構である「富士見櫓」や「伏見櫓」、そして「元枢密院庁舎」などを参観。東京の真ん中とは思えない静寂さと景観に身を正される思いを致しました。
そして浅草寺周辺を散策後、今回の視察研修のメインでもある大相撲観戦。なぜ大相撲観戦かというと、日本の国技であるということはもちろん、野球賭博や八百長疑惑などの人気低迷を克服し1月場所は18年ぶりに15日間連続の満員御礼ということで、その人気回復の秘訣がどこにあるのか体感できればと思ったのがきっかけでした。その理由のひとつが「相撲女子(通称:スージョ)」という新しい市場を開拓したことではないでしょうか。実際に観戦し感じたことは、お客様目線での運営をしているということです。エントランスでは力士が出迎え握手や記念撮影に応じたり、飲食関係も充実していること。そして人気力士などの多彩なお土産など、観戦以外にも楽しめる要素が多々ありました。また取組自体も迫力があり、「遠藤」や「隠岐の海」の取組時の黄色い声援の多さ、白鵬のまさに横綱相撲とも言える圧倒的強さ(残念ながら全員で座布団を投げるという思いは叶いませんでしたが・・・)に驚きの連続でした。
 この2日間で感じたことは、私自身、日本文化について全くの無知であったということ。そして日本経済は不況ではないということ。不況や不景気というものは個々人の頭の中で作ってしまっている既成概念であり、いろいろなところに商売のチャンスがあると個人的には感じました。
最後になりますが天候にも恵まれ、また大きなトラブル等もなくスムーズに進行できたことに、参加メンバーに感謝するとともに一緒に企画・運営していただいた委員会メンバーに改めて感謝致します。
研修委員会 委員長 山本 隆行