青年部でワクワクをいっぱい感じてみて!

平成26年度 5月例会報告【スポーツ交流委員会】

5月例会報告「体力テスト」の実施
テーマ:『古河YEG体力王決定戦!』

一説には東海道、江戸から京都までの約492kmを僅か3~4日間で走破したと言われている飛脚。(通常、歩くと2週間ほどかかると言われています。)インターネットで検索すれば江戸後期の飛脚の姿と思われる写真を幾つか見る事が出来ますが、その強靭な脚力を想像させる肉体に唖然とするばかり。当時は食事ですら栄養価が現代より著しく低いと言われますがその状況を疑うほどの姿であります。昔から「体が資本」という言葉にある通り、かつて体力は労働し生計を立てる上でも、まさしく個人の「資本」であり「富」であった時代がありました。ボタンひとつで風呂が沸き、デスクワーク中心になる現代において「体が資本」は遠い過去の言葉となりつつありますが、昨今のフィットネスブームやジョギングブームで老若男女が自分の体と必死に向き合い励む姿をみると、体が資本じゃない時代に個々が体力づくりに勤しみ内なる警鐘を鳴らすという不思議な時代になりつつあります。この警鐘は俗に言う健康に向けてのものだけじゃないと私は感じております。私たちは先の大きな震災を経験しました。あらゆる交通機関が麻痺し、ガソリンがなければ移動すらままならない、食料も確保できない現状に直面しました。被災地では同じ状況であれば津波から逃げる脚がある人が津波を逃れ、力のある人がその場で他の人を助ける事ができる。目の前でテクノロジーが崩壊し体の力すなわち体力という「生き延びる」ために必要な当たり前のものが露呈した瞬間でもありました。アスファルトを剥がせば土が出てくるように、江戸時代から約150年たった現在、人にとって本当に必要なものが何なのか、実はそう簡単には変わらないと無意識に感じ始めているのが現代の私たちなのではないのでしょうか。
という事で去る5月13日火曜日、古河市中央運動公園体育館におきまして、私たちスポーツ交流委員会主催の5月例会「古河YEG体力王決定戦」を開催いたしました。59名と言う多くの皆様に参加いただき誠にありがとうございました。個々が結果を踏まえ明日の体力増進、健康増進に繋げていただけたら幸いです。ちなみに私の知人に73歳にして毎朝10キロのジョギングを続けているご婦人がいらっしゃいます。その姿をみるといくつになっても体力はつき、維持できると確信しております。皆様体力をつけましょう!
スポーツ交流委員会 委員長 浅井道浩